奥が深い猫の性格!オスメスで違う?品種・毛色でも違いはある?
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人が大好きな子、警戒心の強い子、人見知りの激しい子など、人間と同じように猫にもいろいろな性格の子がいます。
私もこれまで7匹の猫と一緒に暮らしてきましたが、性別や毛色でも猫の性格ってつくづく違うものだなあと感じております。
そこで今回は、知れば知るほど奥が深い猫の性格について、一般論と私の実体験を交えながらお話していきたいと思います。
猫のオスとメスによる性格の違い
猫の性格は、もちろん個体差がありますが、まず性別によってざっくりと傾向がわかれます。
一般的にオスのほうがメスよりも荒々しいようなイメージを持たれる方が多いと思いますが、猫の場合はメスのほうが、気が強い傾向にあります。
実際に我が家の猫たちも、男の子は甘えん坊で昼でも夜もぴったりとくっつくのが好きな子が多く、女の子はつかず離れずの距離感を好む傾向にあります。
一般的に、メスは警戒心が強く、あまり行動範囲が広くないため、自分のペースを大事にする習性があったり、母性本能によって自立心が強いことが、こうした性格の違いに出ているのかもしれません。
もちろん、メスでも甘えん坊の性格の子はたくさんいますが、よく観察してみると「甘えん坊でも、そこは甘えないんだ」という面白い発見ができるものです。
逆にオスで普段甘えない子でも、突然スイッチが入ったように甘える時があるなど、性別による潜在的な性格の違いというものはあるのだろうと感じています。
猫の毛色による性格の違い
猫は毛色がバラエティーに富んでいることでも知られていますが、この毛色によって性格に傾向があると言われています。
大きく6種類に分けて、それぞれの性格の傾向を見ていきましょう。
白猫
国民的アニメ「サザエさん」に登場するタマのような真っ白な猫。
オッドアイと言われる左右の目の色が違う猫であることが多いことでも知られる白猫の性格は、繊細で神経質であると言われています。
顔つきもどこか緊張感のある猫が多いのも白猫の特徴ですが、飼い主さん以外には心を開かない猫も多い傾向にあるようですね。
黒猫
ジブリの名作「魔女の宅急便」に登場するジジのような真っ黒い猫。
白猫とは対象的に、人懐っこくて甘えん坊な子が多いと言われているカラーです。
我が家にも2匹の黒猫がいますが、根本的な性格は違うものの、甘えん坊という点では共通しています。また、場の空気を読むのに長けており、賢いなと感じるのも黒猫の特徴と言えるでしょう。
トラ猫
縞模様柄のトラ猫は、ベースのカラーによって、さらにトラ猫、キジトラ、サバトラの3種類に分けて呼ばれることも多いです。
私はそれぞれ飼った経験がありますが、共通しているのは「用心深い性格」であること。人懐っこい性格の子でも、好き嫌いがはっきりしていて、例えば、知らない人でも直感的に好き嫌いを判断して接し方を変える傾向もあります。
また、我が家だけかもしれませんが、トラ猫はみんな食いしん坊という点でも共通しているように感じます。
ブチ猫
白ベースに黒や茶色などが混ざっている二色カラーの猫です。
カラーのパターンもさまざまありますが、一般的には白い毛が多ければ白猫に、黒い毛の割合が多ければ黒猫の性格に似ていると言われています。
我が家にもホルスタイン柄のメスのブチ猫がいますが、フレンドリーなものの、白猫特有のドライな性格が垣間見えるので、あながち間違っていないと感じています。
三毛猫
黒・白・茶の3色のカラーが混じっている三毛猫。
99%以上がメス猫と言われているだけあって、母性本能が強く自立心が高い性格が強く出る傾向にあるようです。
近所に10年近い顔なじみの三毛猫が住んでいますが、人に優しく、ほかの猫に厳しい性格が顕著に現れていて、これも三毛猫が持つ特性ゆえのものなのかもしれませんね。
サビ猫
「サビ」のような黒と茶色が複雑に入り混じった模様をしているサビ猫。
あまり見かけることが多くないかもしれませんが、三毛猫と同じくほとんどがメスという特徴を持つ種類です。
三毛猫とは性格が真逆で、人懐っこくて甘えん坊な性格の子が多い傾向にあると言われています。
心地よい環境づくりが猫と人との良好な関係にもつながる
このように猫は性別や毛色などによって違いがあると言われているため、「黒猫を飼いたい!」「茶トラが好き」など、どちらかと言えば猫の飼い主さんは好みがはっきりしている方が多い傾向にあります。
ただし、あくまで性別や毛色による性格の違いは傾向にすぎませんので、個体差は当然ありますし、一緒に暮らす人の接し方や距離感、環境によっても猫の性格は変わるとも言われています。
そのため、性別や見た目といった固定概念に囚われすぎずに、一緒に暮らす環境にもしっかり目を向けてあげることが、より良いパートナー関係を築いていくことにつながるのだと思います。
著者情報
Fumi.T
鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。
妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っているほか、地域猫活動にもWeb担当として参画中。
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住み始めてからもずっと安心、ずっと笑顔で暮らしていただきたい。そんな想いで動物の専門家とスタートしました。
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