ペット関連有資格者大谷幸代が伝える「共働き家庭の犬の飼い方」
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子供の遊び相手になって欲しい、責任感を持って欲しい、思いやりの気持ちをはぐくんで欲しいなど子供とペットの生活に大人目線で期待することがたくさんあるでしょう。
私自身一児の母として、犬と子供との生活を始める前は様々な想いがありました。でも実際に始めてみると、意外に大人が学ぶこと、気づかされることが多かったように感じるものです。ぜひ大人も犬との生活を通じて、成長を意識してみましょう。
大人の接し方が子供の接し方に
育児、料理、洗濯、掃除・・・これだけでも一日の時間が足りないと感じるくらいに忙しい日々が続くでしょう。
さらに犬の世話・・・不安に感じる点はあるものの、思い切って犬を家族に迎える以上は明るく、楽しく生活を送りたいものです。
実は小さな子供がいる家庭で犬や猫を家族に迎える理由の多くは、親が子供の成長を願ってという声が大多数です。
子供に精神面での成長を願う以上は、ぜひ下記の点を心掛けてゆきましょう。
〇犬にイラダチや感情的な言葉をぶつけない
〇犬の世話への不平、不満を口にしない
〇犬を家族に迎えたことを後悔する言葉を口にしない
〇犬を怒鳴らない
〇犬を叩かない、荒々しく扱わない
大人の無意識な行動や忙しさからつい荒くなってしまう接し方を実は子供も目にしています。子供は大人のこのような行動や言葉使いを目にすることで、「犬」への接し方とはどうあるべきかを学んでいます。子供に期待する姿があるのですから、まずは大人自身が見本になるよう心掛けてゆきましょう。
共働きだからこそ「幼稚園」の活用を
実は子犬は生後半年までにいかに多くの「社会化経験」を積むかで、その後の性格形成に大きな差異が生じると言われています。これは犬の脳の発達に関係する大変重要な点です。
社会化経験とは
・家族以外の人間と接する
・他犬と接する
・日常の生活音に慣れる
・屋外の騒音に慣れる
・車やバイクなどの騒音に慣れる
・動物病院やトリミングショップで他人が触れることに慣れる、受け入れる
などです。
本来であれば家族とともに様々な場所に出かけ、ゆったりと時間をかけ、経験を重ねてゆきたい内容ですが、仕事に家事に育児にと追われる中では、なかなか十分な時間を割けないでしょう。
かといって平日や家族の就業時間中は終日サークルに入れ生活をさせ、休日にだけ屋外に連れ出すようでは、子犬は内弁慶で非社交的な性格になり無駄吠えなど深刻な問題行動を起こしやすくなります。
この問題を解決するためには「犬の幼稚園」というサービスをぜひ活用しましょう。犬の幼稚園は日中預かり式の犬のしつけ教室です。成長が著しい子犬の時期は留守番ではなく、このようなサービスを活用することで、社会化経験を積ませてあげましょう。
犬の幼稚園を活用する場合の具体的な一日の流れは
AM8:00 出勤時に犬を連れ幼稚園に立ち寄り、預けます
AM8:30 ~出勤
PM6:00 帰宅時に愛犬をお迎えに行き、帰宅をします
幼稚園では
・散歩
・しつけトレーニング
・他犬との遊び
・昼寝
と年齢も犬種も違う様々な犬達、家族以外の人間と接することが出来ます。
幼稚園の利用は平日のみに限定し、休日は家族と過ごすというご家庭が一般的です。
子犬を長時間留守番させることで感じる不安や罪悪感を軽くすることが出来る上に、家族だけでは不足してしまいがちな社会化トレーニングも済ませることが出来、おすすめの方法です。
愛犬にかかる時間の目安は
犬との生活はどのくらい手間がかかる?どのくらい忙しくなる?と気になるところでしょう。今の自分達の生活の中に無理なく取り入れることが出来るのかを考えてみましょう。
一般的に
小型犬の場合
毎日の散歩 15分程度
ドッグラン 30分程度
自宅でのシャンプー 1時間程度
ブラッシング 3~5分
が目安時間です。意外に短いと感じる方も多いでしょう。
犬連れのレジャーと言えばドッグランが定番です。でも実は犬自身は何時間も遊び続けることを望んではいません。30分~1時間程度で犬自身が疲れてしまうからです。
これまで思い込みから犬にかかる時間を過大に考えてしまっていたという方も多いでしょう。周りの飼い主がどの程度時間を割いているかを知ると気持ちも軽くなるでしょう。
こんな時はペットシッターを上手に活用
ペットシッターサービスがここ数年で急増しています。この背景には共働き世帯の増加やサービスの品質向上など様々な理由があります。
例えば
・仕事で帰宅時間が遅くなる時
・急な出張で犬の世話を頼みたい時
・体調不良で犬の散歩に出かけられない時
・育児が多忙で犬の世話を負担に感じる時
などは家族だけで解決をしなければと考えずに、ぜひ上手にペットシッターを活用しましょう。
動物病院の通院やトリミングショップの利用ももちろん依頼が可能です。
家族だけで賄おうと考えると、せっかくの休日もペットの送迎で終わってしまうこともあるでしょう。休日の貴重な時間を有効活用するため、家族の負担を軽減するために「プロ」の手を活用することは今や当たり前と考えてゆきましょう。
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