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ペットと一緒に暮らしはじめたら、自分が変わった。家族が変わった。そんなことを感じる人が少なくありません。今回は、1匹のワンちゃんとの出会いをきっかけにチョークアートの世界の扉を開いたアーティスト・八木純子さんと、自身も愛犬家の&PET代表取締役・菊池信一の対談をお届けします。

菊池信一(きくちしんいち)
ペット可マンションの購入や売却やリフォームを行う「&PET」代表。プライベートでは、奥様とミニチュアダックス2頭との4人暮らし。

八木純子(やぎじゅんこ)
プチアメリン代表。チョークアート作家。シンガポールで出会った愛犬アメリンを描くためにチョークアートを学ぶ。

子どもと約束した「ペットのいる暮らし」

菊池さん:八木さんは、アメちゃんが初めてのワンちゃんなのかな? いま何歳になりますか?

八木さん:はい、初めてお迎えしたペットです。ずっと犬を飼いたいとは思っていたんです。だけどなかなかきっかけがなくて……。アメちゃんは今5歳です。

菊池さん:へえ。アメちゃんとはシンガポールで出会ったのですよね。どんなきっかけでお迎えしたのでしょう。

八木さん:シンガポールに渡る前に長女と約束をしました。長女は引っ越して友達と離れてしまうことをいやがっていたんですけれど、「その代わりペットのいる生活ができるようにする」って。

菊池さん:ほう。シンガポールではブリーダーさんから引き取るんですよね?

八木さん:この子とは、ペット村のようなところで出会いました。もう、一目惚れでした。

菊池さん:ペット村とは面白いですね。海外ではペットの扱いに慎重だという話を耳にします。なぜなら、命、だから。ペットショップで販売しないようですね。

八木さん:ペット村ではいろんなブリーダーさんが赤ちゃんの動物を引き取ってくれる人との出会いを待っているんです。この子は生まれて3ヶ月の時に家族になりました。そして、1歳5ヶ月くらいの時に日本に来ました。

ペットとの暮らしの多様なあり方

菊池さん:育てる中で、ちょっと失敗しちゃったということはありますか?

八木さん:愛し過ぎちゃいましたかね。だからこのコはひとりではいられないんです。わたしの膝の上が特等席です(笑)

菊池さん:一緒に居られるのはいいですよね。うちは共働きでお留守番をさせなければいけないから。

八木さん:そうなんですね。会社に連れて行くこともありますか?

菊池さん:ありますよ。今の会社はペット同伴でもOKな環境に整えました。けれどやはり一緒では集中できないんですよね(苦笑)。
それに、外に出る仕事のときには連れて行くわけにはいきませんから……。

八木さん:なるほど。心配になりますか?

菊池さん:10時間以上お留守番をさせてしまうので、罪悪感のようなものを感じますね。そんな風に飼い主が心苦しくならず、かつペットが寂しくない環境づくりをしたいと思い、ペットシッターの事業も始めました。けれどそれでうちのコにお留守番にさせているって、なんだか本末転倒では?みたいなことも感じます(苦笑)

八木さんもアメちゃんにお留守番をさせることはありますか?

八木さん:あります。基本、わたしが一緒に居られるのですが、時々お留守番です。

菊池さん:そのときは、家の中を自由に行き来できるようにしていますか?

八木さん:いえ、ハウスの中です。

菊池さん:うちも2匹ダックスを飼っているのですが、お留守番していてもらうときは、家の中を自由にできるようにしています。僕はなるべく自然な状態にしてあげたいから。

八木さん:わたしは安全第一。例えば地震がきた時に、何も倒れて来ることのない安全な場所にハウスを設けています。

菊池さん:ペットとの暮らし方も色々な考え方がありますよね。僕は「&PET」という事業を「犬と幸せに暮らせるように」と立ち上げました。幼い頃、外で飼っていた犬が病気になってしまい、保健所に連れて行くしかなかった。その時の悲しい記憶がずっと残っていて、なんとか人間とペットが快適に暮らせる環境を整えたいと考えるようになったのです。

きっかけは、愛犬。動物専門のチョークアートアーティストに

菊池さん:チョークアートに目覚めたのも、アメちゃんがきっかけでしたよね?

八木さん:はい、もともと絵を描くことが好きでした。ある日、友人と出かけた先のカフェでチョークアートが飾ってあるのを見て知り、この手法でアメちゃんを描きたいと思いました。

菊池さん:そこから、どうやってプロになったのでしょう。

八木さん:チョークアート協会のプロコースを受講しました。このコースを終了して、初めて自分が描いたものを人に販売する資格を得られるのです。最初は友人のペットを書かせていただくところから始まり、口コミでご依頼をいただけるようになりました。

菊池さん:すごいですね。描く中で一番難しいのはどこですか?

八木さん:目ですね。難しくもあり、最も好きな箇所でもあります。完成したチョークアートをお届けすると「写真より素敵」とお褒めの言葉をいただくことがあります。きっと、温かみがあるんですよね。中にはペットを亡くされた方からのご依頼もあり、泣いて喜んでくださることもあります。

菊池さん:そうですよね。ペットは子どもではないんだけれど、ペットを飼っている人にとっては人間と同じように家族であるのは間違いないから。

八木さん:チョークアートはいただいたお写真を見ながら描き進めます。描いているうちに、わたしにも愛情が芽生えてくるんですよね。表情を書いていると、可愛いな、撫でたいな、って。

菊池さん:ペットのいる暮らし、いいですよね。

八木さん:はい、絶対経験した方がいいです(笑)

それぞれのライフスタイルに合わせて、理想的な過ごし方を考える

菊池さん:「ペットを飼ったら、あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない」と考えると、なかなかはじめの一歩はでないと思うんです。

八木さん:菊池さんはどんなきっかけでダックス2頭をお迎えしたのですか?

菊池さん:私はペットと暮らす良さは知っていましたが、夫婦共働きで忙しくてなかなかきっかけを持てずにいたんです。けれど、身内が家を建て替えるときに、お預かりをすることになり、2頭のダックスと半年間一緒に過ごしました。それで、いざ飼い主のもとへお返しするとなったときに妻も私もさみしくなってしまい……。我が家でもお迎えすることにしました。

八木さん:ペットを家族にお迎えすることは、もちろん大変なことも多いですが、いいことがたくさんありますよね。私は身をもって感じています。

菊池さん:アメちゃんを家族にお迎えして、八木家では何か変わりましたか?

八木さん:想像以上だったのは、長男の喜びようです。アメちゃんは長女の希望でお迎えしましたが、長男も本当に嬉しそう。そんな様子を見ていると、普段口に出しては言わないけれど、望んでいることがたくさんあるんだなと感じます。それに、表情も柔らかく豊かになった気がしています。

アメちゃんを中心に会話が弾むことも多いんです。家族のコミュニケーションをより活発にさせてくれました。

菊池さん:家族みんなが動物好きだといいですよね。

八木さん:主人は最初ちょっと反対だったんですよ。けれど最近は可愛がってくれるようになりました。

菊池さん:うちのように夫婦共働きで世話をしてやれないと思ったり、そもそもの接し方がわからなかったり、ペットと暮らすきっかけのハードルはなかなか高いのかもしれません。けれど、「どうしても一緒にいなきゃいけない」とは思いすぎなくていいんですよね。


八木さん:はい、犬を飼うに当たって、その子が過ごしやすい環境を整えてあげたり、あとは動物と人間が心地よく暮らせるようにルールを教えてあげたりすること(しつけ)が大事だと思います。

菊池さん:僕は、ペットが幸せに生きられる仕組みを考えていきたいと思います。それと、ペットと暮らそうと決めた人に対して、その人とペットの生活がより良いものになるようなお手伝いがしたい。なぜなら、ペットとの暮らしはかけがえのないものになると思うんです。

八木さん:子どもにとっても素晴らしい経験になると思います。

菊池さん:情操教育のような側面もあるかもしれないですね。子供の場合「世話をするから」と言っても実際飼うとなかなかしないことも多いと思います。だから上手に世話をさせることも大事かな。

八木さん:ペットと触れ合っていると、「愛したい」という気持ちは自然に芽生えてくると思うんです。だから、自分がどれだけ関われるかというのはポイント。

菊池さん:もちろんそこには責任も発生しますが、愛情を注ぐ存在がいるというのは幸せなことですよね。ぜひ、覚悟を持ってペットを生活にお迎えし、ペットと一緒に暮らす喜びを一人でも多くの人に感じて欲しいと思います。

対談情報

チョークアート
PETIT AMERIN
〜プチ アメリン〜

東京都西東京市
TEL. 080-3010-3180
WEB. チョークアート画制作のご依頼ならプチアメリンー東京都西東京市

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WEB. &PET – ペットと楽しく暮らせる横浜の不動産会社

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