猫の食べ物。与えてよい物・ダメな物は必ず覚えておこう
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猫の中には、人間の食べ物を欲しがる子もいます。
つい「ちょうだい、ちょうだい」というかわいさやしつこさに負けて、人間の食べ物を与えてしまう飼い主さんもいらっしゃいますが、実は、猫には与えてよい食べ物と絶対に与えてはいけない食べ物があることをご存知でしょうか?
そこで今回は、「猫の食べ物」をテーマに与えてよい物、ダメな物についてご紹介していきます。
絶対にダメ!猫に与えてはいけない食べ物とは
まずは猫が絶対に食べてはいけない物から。
もし誤ってそうした食べ物を与えてしまうと中毒やアレルギーなどを引き起こしてしまい、最悪は死に至る場合もあるため、十分に注意が必要です。
- 野菜:ねぎ系(玉ねぎ・長ねぎ・にら・にんにく)、アボカド、ゆり根
- 果物:ぶどう・レーズン、いちじく、パパイヤ、マンゴー
- 魚介類:甲殻類(エビ・カニ)、頭足類(イカ・タコ)、貝類
- 菓子類:チョコレート・ココア、ナッツ類
<猫が食べてはいけないと言われている食材>
ご覧いただけるとお分かりのように、私たちが普段よく食べる食材も多く含まれていますよね。
とくに、カレーやシチュー、ハンバーグなどのネギ類を使った料理やチョコレート菓子は、普段の生活でよく食べることが多いと思います。
ネギ科の植物に含まれる「アリルプロピルジスルファイド」という成分は、猫の体内に入ると血液中の赤血球を壊してしまい、貧血、呼吸困難、血尿、嘔吐などの症状を引き起こす危険性があると言われています。
また、チョコレートの原料であるカカオに含まれる「テオブロミン」という成分は、下痢、嘔吐、けいれんなどの中毒症状を引き起こすと言われています [1] 。
成猫であれば自ら食べてしまうことは少ないですが、好奇心旺盛な子猫の場合、興味本位に食べてしまう可能性もありますので、これらの食材や料理は猫の手の届かないところに置くよう注意しましょう。
食べて大丈夫と言われている食べ物の特徴
続いて、猫が食べても害にはならないと言われている食べ物にはどんな物があるでしょうか。
- 肉類:牛肉・鶏肉・豚肉など肉類全般
- 魚類:カンパチ、タイ、サケ、マグロなど脂肪分が少なく、たんぱく質が多い魚
- 炭水化物:お米や餅
- 野菜類:絶対にNGの野菜以外で、人間が生のままで食べられる野菜(レタス・キャベツ・きゅうり・トマトなど)
<猫が食べても大丈夫と言われている食材>
猫の3大栄養素はたんぱく質・脂肪・炭水化物と言われており、人間よりもたんぱく質を多く必要とします。
そのため、基本的に肉類や魚類は食べても大丈夫とされていますが、消化不良を起こさないよう、茹でてから与えること、脂身は避けたほうがよいとされています。
また、炭水化物や野菜類の中にも与えても害はない食べ物はありますが、基本的に猫にとって必ず摂らなければいけない栄養素が含まれているわけではありません。
あくまで、「食べても大丈夫」というだけで、積極的に食べさせたほうがよいわけではないことを覚えておきましょう。
猫の健康を考えるなら人間が食べる物は与えないのが基本!
このように人間が食べる物の中で、猫が食べてよいもの、絶対にダメな物があります。
ただ、猫の健康に必要な栄養素は、そもそも私たち人間とは根本的に違いますので、与えても大丈夫な物だとしても、過剰に与えすぎて肥満になったり、体調を崩してしまう子もいます。
大切な愛猫の健康を考えるのであれば、獣医師や専門家によって猫の栄養バランスを考えて作られたキャットフードやペット用のおやつを与えるようにしましょう。
参考文献
[1] マース ジャパン,「子猫にとっては危険な食べ物!猫に食べさせてはいけないものまとめ」
著者情報
Fumi.T
鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。
妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っているほか、地域猫活動にもWeb担当として参画中。
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