犬にとって「ソファ」と「フローリング」が危険な理由とその対策
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犬にとって危険は場所は「階段」や「浴槽」だけじゃない
犬を室内で飼う場合、家の中で犬にとって危険な場所を無くさなければなりません。
犬にとって危険な場所は、人間とは少し違うものもあります。
「階段」や「浴槽」は、犬にとっても人間にとっても室内で事故も多い危険な場所です。
人間にも危険な場所でもあるため、多くの飼い主さんは犬にとっても危険だと考えて対策をするでしょう。
しかし、犬にとって危険な場所はもっと身近な場所にも潜んでいます。
見落としがちな「ソファ」と「フローリング」での事故を防ぐために
「ソファ」も「フローリング」も人間にとっては危険な場所ではありません。
特にソファは危険どころかゆったりとくつろげるリラックススペースでもあります。
しかし、身体の構造が違う犬にとっては気をつけるべき場所なのです。
ソファが危険な理由とその対策
人間は立っている状態からソファに座ります。立ち上がるときも無理のない角度でソファから立ち上がれるため、人間の体の構造からするとソファが危険な場所にはほとんどなり得ません。
では、犬がソファを利用する際はどうなるか考えてみましょう。
犬がソファを利用する場合、床からジャンプをするように登ります。
また、降りる際は犬の体高よりも高い位置にあるソファの座面から床に向かってジャンプをします。
犬の体の大きさを考えると、ロッククライミングをしているような高さです。
軽く飛び乗ったり飛び降りたりしているように見えても、実は足腰にかなり負担がかかっているのです。
特に降りる際の足腰への衝撃は大きく、怪我をしてしまう犬もいるほど。
最近ではドッグステップというソファの段差を解消する階段のようなグッズも販売されているので、犬が頻繁にソファを利用する場合は設置を検討してみると良いでしょう。
フローリングが危険な理由とその対策
フローリングを歩くとき、人間は素足の場合は足の指に力を入れて滑ることのないように歩きます。
ルームシューズやスリッパを履いている場合は靴底が滑らないように加工されている場合が多いです。
犬は歩く際に爪を土に食い込ませるようにしています。
しかし、フローリングは爪を食い込ませることができないため、歩くときにツルツル滑ってしまいます。
滑ってしまうと足腰に余計な負担がかかってしまい、思わぬ怪我や痛みにつながってしまう危険性があります。
また、ジャンプの着地の際にもしっかりと降りることができないので、先ほどのソファから降りるときにも失敗して怪我をしてしまうリスクがさらに高くなってしまいます。
フローリングで滑ることを防ぐためには滑り止めのコーティングをフローリングに施したり、ジョイントマットやカーペットなどを敷いたりすることが有効です。
また、定期的に犬の爪を切って滑らないようにするなど、犬のお手入れも重要になります。
「犬の目線」で見た危険を飼い主が知ることが大切
人間にとっては危険な場所でなくても、身体の構造が違う犬にとっては危険な場所といったケースはいくつもあります。
犬と人間の違いをしっかり把握して、犬目線で犬の安全を確保してあげることが、飼い主の役目でもあり大切なことです。
犬にとってはどうだろうということを常に考えてあげましょう。
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