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保護や譲渡で子猫と運命的な出会いをしておうちに迎え入れることになったあなた。

猫を初めて飼う方はもちろん、これまで猫は飼った経験はあっても、まだミルクを飲むくらいの子猫は飼ったことがないので、ご飯のあげ方が分からないとお悩みのことかと思います。

そこで今回は、子猫の成長に合わせてミルク、離乳食、子猫フードそれぞれのあげる時期や間隔・回数についての目安をご紹介していきます。

子猫の時期はいつまで?

ご飯のあげ方について触れていく前に、そもそも子猫というのは、どのくらいの期間を指すのかご存知でしょうか。

猫は人間の4倍以上のスピードで年をとると言われていますが、生まれてすぐはもっと早く、生後約1年で人間の成人ほどの年齢に達すると言われています。

参照:猫の年齢は人間に換算するいくつ?愛猫と1日でも長く暮らすために

つまり、思った以上に子猫の期間というのは短いということ。

お世話が大変と思うこともあるかもしれませんが、あっという間に過ぎていきますので、ぜひその愛猫との貴重な一日一日を大事にしてくださいね。

生後4週間ごろまでの赤ちゃん猫には猫用のミルクをあげよう

生後4週間ごろまでの子猫は、本来であればお母さんのおっぱいを飲む赤ちゃんの時期。

お母さん猫と一緒にいられなくなってしまった保護猫を迎え入れた時は、母乳の代わりに猫用のミルクを飲ませてあげましょう。

市販の子猫用のミルクには適当な分量が記載されていますが、一度に飲ませてしまうとお腹を壊してしまいますので、体重200~300グラム程度なら1日5~6回、300グラムを超えたら1日4~5回を目安にあげるとよいと言われています。

ミルクをあげる時は人肌程度(36〜37℃)に温めて猫用の哺乳瓶に入れてあげましょう。ただし、吸う力があまり強くない子は誤嚥の可能性もありますので、最初はスポイトなどで少しずつあげると安心です。

乳歯が生えてきた頃が離乳食のサイン

生後4週間を過ぎた頃から離乳期へと移っていきますが、乳歯が生えてきた頃からが切り替えのタイミングです。

とはいえ、いきなり完全にミルクをやめてしまうと子猫もびっくりしてしまいますので、最初は子猫用のドライフード(総合栄養食)をミルクでふやかした物を少しずつあげていきましょう。

様子を見ながら、ミルクからお湯でふやかしたドライフードやウェットフードタイプへと切り替えていきます。

この頃からは、1日に決められた量の範囲であれば、とくに回数に決まりはありませんが、猫の個性が出始める時期にもなりますので、1度に食べ切れる量や食べ方の癖をよく観察することも大切です。

生後10ヶ月から1年までは子猫。成長に合わせた分量をあげよう

生後1ヶ月半(6週)を過ぎたあたりから、順調に成長している子猫であれば、子猫用フードに完全に切り替えてよい時期に入っていきます。

子猫用フードは、おおよそ生後10ヶ月から1年まで与えるのが一般的とされており、1日に与える回数も2~3回と、成猫とほぼ同じ間隔となります。

ただし、さまざまな物に興味が出始めるこの時期。ご飯についても食事の種類や食べ方の許容範囲が決まる大切な時期と言われています。

カリカリタイプが好きな子、ウェットフードを混ぜないと食べない子、お気に入りのフードしか口にしない子など、好き嫌いもはっきりとしてきますので、まずはいろいろなご飯を試しながら、愛猫にあったベストな形を探していきましょう。

なお、成猫用のキャットフードに切り替えるタイミングは、去勢・避妊手術を行った後と考えると目安にしやすいので、ぜひ覚えておいてくださいね。

まとめ

実際に飼った経験がないと、子猫を育てるのは大変だと思うかもしれませんが、いざ一緒に暮らしはじめるとあっという間に過ぎ去ってしまうもの。

子猫の時期に出会えた運命に感謝して、元気で健康な一生を過ごせるように、食生活のベースを作ってあげましょう。

著者情報

Fumi.T

鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。
妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っているほか、地域猫活動にもWeb担当として参画中。



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