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かわいい子犬を家族に迎えたいと思う時、一方でしつけに関する不安も湧き起こるでしょう。子犬のしつけの手法は様々ある上に、犬の性格や種類によってアレンジも必要です。ここでは全ての子犬に共通するルールをご説明させていただきます。

仔犬のしつけはいつから始めたらいいの?

子犬を目の前にするとあまりに小さく、か弱い姿に、しつけという言葉が無用にも思えるでしょう。しつけという言葉はどこか厳しく、スパルタ、叱るなどのキーワードを連想しがちですから当然です。でも本来のしつけは決して厳しいものではありません。しつけとは共に暮らすうえで守るべきルールです。例えば人間同士なら挨拶をすること、食事では箸を使う事などを身に付けることと同じ意味です。
子犬のしつけは子犬を家族に迎えたその日から始めます。このタイミングで開始するためには、あらかじめ家族でしつけ、生活のルールを取り決めておくことも必要です。一旦決めたルールはむやみに変更はしません。
後日変更をしたり、家族によってルールや善悪の基準が異なることで子犬は戸惑いを感じ、混乱します。子犬がスムーズに新しい環境になじめるようにこの点は注意してあげましょう。

一番最初に覚えさせたい3つのルール

生後間もない子犬はまだまだ集中力が持続しません。好奇心も旺盛で様々なことに目移りをしたり、不意に眠くなってしまうこともあります。しつけはまず優先順位をつけ、段階を追って教えてゆきましょう。

アイコンタクト

最も優先すべきしつけは子犬に自分の「名前」を覚えさせることです。名前を呼ぶこと、呼ばれた時に飼い主に注目すること、目線を送ることを習慣化させます。この事は犬にとって決して簡単なことではありません。子犬にこのしつけを習得させるためには

  1. 飼い主がおやつを指でつまむように持つ(子犬からおやつが見えるように)
  2. 子犬の名前を呼ぶ
  3. おやつをつまんだ指を飼い主のこめかみに当て、子犬の目線が飼い主と自然と合うように誘導する
  4. 目線があった瞬間に多いに誉め、おやつを与える

子犬に成功体験を積ませるために、このしつけを練習する時は、子犬のそばに座り行いましょう。子犬が振り向かない時は、軽く体に触れ、飼い主の意図を伝えましょう。

入ってはいけない部屋

寝室、キッチン、玄関周り、階段など室内には子犬に立ち入って欲しくない場所もあるでしょう。室内では自由行動をさせ生活させる場合でも、これらの部屋は子犬のころから出入り禁止を理解させます。
〇部屋の出入り口は必ず閉めておく
〇ゲートを設置し立ち入りを禁止する
もちろん好奇心から入ってしまうこと、飼い主の後を追い、入ってしまうことも子犬ならたびたびあるでしょう。そのような時は「アウト」という掛け声とともに子犬を室外、エリア外へ誘導します。
もし入ってしまった場合も禁止事項である意図を伝える言葉、合図があるとお互いに意思疎通が出来、しつけの効果が高まります。

トイレをする場所

トイレはあらかじめ場所を決め、初日から教えていきましょう。サークル内や子犬のベッドの近くなど子犬の行動範囲内で目に付きやすい場所を選び設置します。しつけにはしつけ用の匂い付きトイレシーツやしつけ用スプレーなどを活用するとスムーズに場所を認識させることが出来ます。

早いうちからのしつけが仔犬の負担を軽減する

子犬は新しい環境で戸惑い、不安、緊張を感じています。新しい環境での生活のルールを教え、飼い主に褒められる事を積み重ねることで、不安も解消され、生活になじむことが出来ます。しつけ開始は先送りせずに早急に始めてあげましょう。


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