ライター大谷幸代の「犬と子どものいる暮らし」の記録 赤ちゃん編
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赤ちゃんと犬との微笑ましい様子を目にしたり、海外では子供の情操教育に犬猫を飼うことが推奨されていると聞くと、犬好きな親としてはもちろん我が家も!と思いますね。
我が家も娘が2歳になり、しっかりと歩くことが出来るようになったタイミングで成犬のゴールデンレトリバーを家族に迎えました。微笑ましいこともあれば、慌ただしいこともある赤ちゃんとペットとの生活についてペットのプロの目線からお話させていただきます。
赤ちゃんとペットと一緒に暮らしたい
赤ちゃんとペットと暮らしたいと考えるパパ、ママたちは
・自分自身が身近にペットがいる環境で育ったから
・ペットを飼うことに憧れていたから
・優しく感情豊かな子供に育って欲しいと願っているから
とそれぞれの想いがあるでしょう。
もちろん乳幼児とペットの同居生活には賛否両論があります。パパ、ママ自身も慣れない育児の最中にペットを家族に迎えることに不安を感じてしまうこともあるでしょう。
もちろん我が家も(たとえ私自身が長年ペット関連の仕事につき、有資格者であるとはいえ・・・)まるで不安がなかったわけではありません。
赤ちゃんとペットと一緒に暮らすにはしっかりと環境を整え、家族の生活スケジュールに無理なくペットの時間を作ることが出来るのかを考えてみましょう。
育児もペットも!はやっぱり大変・・・でも幸せ!
赤ちゃんのお世話、仕事、その上ペットのお世話・・・いざ始めてみると全てがスムーズに進むばかりではありません。
想像していた以上に大変と感じることもあれば、掃除やお手入れ、散歩の世話が増えたことで疲労困憊することもあるでしょう。
時には赤ちゃんのお世話、家事、ペットのお世話を夫婦でどう分担するかで意見がぶつかってしまうこともあります。
でもふとした時に、
・赤ちゃんに寄り添い眠る愛犬の姿を目にしたり
・優しく犬に触れようとする子供の姿を目にしたり
・大声で泣く赤ちゃんの声に戸惑っている犬の姿を目にしたり
ということもあります。
こんな時、本当に心から犬を家族に迎えて良かったと感じるでしょう。
最近は「ワンオペ育児」という言葉があります。
日中はママと赤ちゃんだけで長時間を過ごす、息抜きが出来ない、育児の事だけで頭がいっぱいになってしまうこともあるでしょう。
そんな時、ふとした瞬間に愛犬と目があったり、愛犬の姿が目に入ることでふと気が休まることがあります。
赤ちゃんをパパに預け、愛犬と散歩に出かけるだけでも気分転換になることもあるでしょう。自分一人だけで散歩、公園へとはなかなか気持ちが向かなくても、愛犬がいれば気軽に出かけやすくなります。
もちろんパパにとっても同じことでしょう。家族の会話の内容が赤ちゃんだけでなく、犬の話題も増えることで、お互いのストレスや負担が少し軽くなることもあるでしょう。
ワンオペだからこそ、共働きしつつの育児だからこそ、お互いが少しでも気持ちの面で楽になる、癒してくれる存在がいてくれることがとても有意義なことでしょう。
危険はない?もちろん気になるペットとの事故やトラブル
赤ちゃんの居る家庭に犬を迎えることで何より気になるのは安全面でしょう。ニュースでも時折、悲しい事故について耳にすることがあります。
犬の中にはその犬種の特性やそれまでの生活環境から人間への依存心が強いタイプややきもちを焼いてしまうことが多いタイプがいます。
全ての犬が必ずしも赤ちゃんとの生活に適しているわけではないという事は事前に頭に入れておきましょう。
また生後間もない赤ちゃんはハウスダストに過敏に反応があったり、犬の抜け毛で喘息を起こすこともあります。
まだまだ発育途中ですから、親の目であっても事前に可能性を見極めることは難しいでしょう。中には共に生活を始め、しばらく期間をおいてから症状が現れるケースもあります。
赤ちゃんと共に暮らすうえでは
・抜け毛が比較的少ない犬種を選ぶ
・犬種の特性をしっかりと調べ、検討する
・犬自身にストレスがかからないように運動や環境を考慮する
という点を意識して考えましょう。
また赤ちゃんの為には
・空気清浄機を設置する
・ベビーベッドを利用する(床に寝せてしまうと、犬の抜け毛や埃を間近で吸い込んでしまうため)
・犬のエリアと赤ちゃんのエリアを明確に分ける
という工夫をしましょう。
無理をしない!焦らないことが大切
子供の成長において共に暮らす動物が様々な情操面での発育を促すことは明確なことです。でも決して犬を家族に迎えることを焦る必要はありません。
中には0歳児と赤ちゃんで暮らすご家庭もあるでしょう。周囲の声につい惑わされてしまい、焦って犬を家族に迎えてしまうと、場合によっては家族の負担が増えることにもなるでしょう。
いつ迎えるべきかは、それぞれのご家庭によって異なるので、焦らずゆっくりと考えてゆきましょう。
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