ライター大谷幸代が伝える「ペットホテルの上手な利用方法」
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ペットホテルは愛犬が可愛そう、ペットホテルの利用には不安があるという方も多いでしょう。日ごろ耳にするペットホテルの話題の中にはネガティブな内容も少なくないのですから当然です。
でも共働き世帯、子育て世帯、一人暮らしの方が安心してペットと暮らすにはペットホテルの存在が欠かせません。筆者(大谷)は、「一飼い主目線で見た理想のペットホテルの開業」のプロジェクトに携わった経験があります。その見地から、ペットホテルのあるべき姿、利用にあたって知っておくべきポイントについて今回はご紹介させていただきます。
ペットホテルってこんな場所
ペットホテルとはその名の通り、一時的にペットを預けるための施設です。
ただし留意点として、ペットホテルは数十年前に開業した当時のまま狭く暗いケージで犬猫を預かるという施設からまるで人間並みとも思えるほどに快適なホテルまで様々なスタイルがあります。
ペットホテルはHPやパンフレットからだけでは実情がわかりかねることが多いので、必ず事前に見学をしましょう。大抵の施設は開業前、新築時の写真を広告用に採用しているので、年数が経過したことで実情がまるで異なっていることもあります。
利用にあたっては必ず事前に見学に足を運びましょう。
施設の衛生管理、スタッフの応対などに自身があり、飼い主が安心して利用出来るようにと配慮しているペットホテルの多くは飼い主の見学を快く受けいれています。
ペットホテルの基本的なサービス
ペットホテルでは
・朝夕2回の散歩
・飼い主の指定回数の食事
・ケージの清掃
が基本項目として含まれています。
ただ散歩の所要時間は施設によって様々です。5分ほどで完了とする施設もあれば、15分、30分と時間をかける施設もあります。
滞在中の食事は基本的に普段食べなれたフードの持参が原則です。環境の変化にともない食欲が減退してしまうこともあるので、出来るかぎりストレスにならないようにという配慮からです。
可能であれば食器なども使い慣れた物を持参してあげると愛犬も安心出来るでしょう。
またペットホテルの中には滞在中にトリミングや併設の動物病院の受診が可能な施設もあります。滞在時間を有効に活用出来るので、今後の送迎の手間を省くことが出来ると好評です。
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利用の注意点
ペットホテルの利用は必ず愛犬にストレスがかかります。これは施設の設備やスタッフの応対にかかわらず起こります。人間でも出張や用事で自宅を離れ、遠方のホテルに一人滞在となれば不安や緊張を感じるものですから、それは愛犬も同じです。
愛犬のストレスを出来る限り少なく抑えるには
〇使い慣れた用品を持参してあげる
〇お泊り前に短時間利用で愛犬を施設やスタッフに慣れさせておく
〇帰宅後はゆっくりと休ませる
という方法がおすすめです。愛犬が何より不安に感じるのは、自宅に帰ることが出来るのかどうか?という事です。つまり飼い主さんが迎えにきてくれるのかどうか?という事を常に考えています。
初めての来店でいきなりお泊りという流れでは愛犬は、その後の流れが理解できず常に不安をかかえ過ごしています。
でもまずは短時間の利用、数時間後に飼い主さんが迎えてきてくれたという経験をあらかじめ経験していること、愛犬は信頼し、安心して過ごすことが出来ます。
ペットホテルの多くは一時預かり、ショートステイというサービスを導入しています。はじめての利用時はもちろん久しぶりの利用の際もこのようなサービスを利用し、愛犬を安心させてあげましょう。
ペットホテルの中には
〇私物持ち込みNG
〇フードは施設が用意した物を一律与える
〇来店、お迎えの時間が制限されている
〇滞在中の報告がない
という施設もあります。残念ながらこのような施設は愛犬を安心して預けることは出来ないでしょう。
私物の持ち込みNGやフードの一律管理は個々のペットへのきめ細やかなサービスが難しいという意味でもあります。慣れない環境での体調不良などが起きた場合に見落としてしまうこともあり得るということでもあることを理解しておきましょう。
サービスを上手に利用した豊かなペットライフを
ペットホテルと言えば旅行の時にだけ利用すると考えてしまいがちです。でも今や利用理由はこれだけではありません。
例えば
・ご自身やご家族の出産、産後の入院期間中
散歩や食事などの世話に手が回らない時や負担に感じる時は数週間という単位で滞在することも可能です。もちろん滞在中に面会や散歩に出かけることも出来、お互いに無理なく過ごすことが出来ます。
・来客があった時に日中に日帰り利用
ホームパーティや子供友達の来訪がある時に配慮の意味もかねて預けておくと安心です。子供の中にはペットに不慣れな子供、アレルギーがある場合もあるので短時間利用を上手に活用しましょう。
・リフォームなど業者の出入りがある時
リフォームなど玄関の開け閉めが増える、家族以外の出入りがある、愛犬が吠えてしまって困るという時もペットホテルはおすすめです。
生活の中で上手にペットホテルを利用することで、お互いが快適に過ごせるように工夫をしてあげましょう。
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